パナソニック株式会社とトヨタ自動車株式会社のジョイントベンチャーであるPPESと、次世代のリチウムイオンバッテリー用の最先端シリコン材料を開発しているネクシオンは、自社資金による共同研究開発契約書(JDA)を延長することに合意しました。
提携関係により両社は、リチウムイオンバッテリーのEモビリティアプリケーションの商用化に集中して取り組む予定です。
ネクシオンとPRES(Prime Planet Energy & Solutions)は、今年1月にJDAを締結し、その過程を通じて、ネクシオンのシリコン材料がリチウムイオン電池のエネルギー密度を高める可能性が認識されています。
シリコン材料はPPESにとって重要であり、新しいバッテリー設計を達成するうえで重要な構成要素です。
バッテリーの性能を向上するために、両社は組み立てられたバッテリー内部の材料の挙動を理解する必要があるため、PRESとネクシオン間の提携は、開発を加速化するために理想的なパートナーシップです。
パートナー各社は、製造並びに研究開発において豊富な専門知識を備えています。
JDAによって、次世代の性能を実現しようと模索している自動車メーカーからのビジネス機会に対応することが可能になります。
ネクシオンのCEO、Scott Brown博士は「素晴らしいパートナーとの共同開発契約を締結することができ非常にうれしく思っています。
両チームの補完的なスキルは重要なアセットであり、Eモビリティで最も緊急に対応する必要がある課題に取り組むことが可能になります」と述べています。
PRESのゼネラルマネージャー、ヒロユキ・アキタ氏は「JDAの更新を強く希望していました。現実世界の問題に対する解決策を創出するうえで非常に高い生産性が実現するからです。
電気自動車やハイブリッド車の進歩にとって高性能バッテリーが重要であることを認識し、持続可能なモビリティに対する貢献を高く評価しています」